牛革のお手入れ方法 牛革はとても水に弱いため、吟面(革の表面)のお手入れが必要になります。定期的にお手入れをしないと革がボロボロと剥がれ落ちてしまいますので、こまめにケアしてあげるようにしましょう。専用のクリームがありますので、そちらを使用して保湿してあげてください。 牛革には透明のクリームがおすすめ クリームには様々な色がありますが、無色透明なものを使用することをおすすめします。世の中には色の付いたクリームがたくさん販売されていますが、誤った色のクリームを使用してしまうと、革表面が変色してしまう恐れがあります。それは、お客様の大切な革製品が傷んでしまうことにも繋がります。必ず透明のクリームを塗ることを心がけましょう。 アザラシ革のお手入れ方法 アザラシ革は、雨などで水に濡れてしまったら毛並みに沿って水気を取るようにしましょう。毛並みに逆らって拭いてしまうと、毛に変な癖がついてしまいます。アザラシは水中にいる動物ですので、水を弾いてくれます。しかし、それを放置していると革の傷みの原因に繋がります。 アザラシ革のブラッシング アザラシ革にくせが付いてしまった際は、丁寧にブラッシングをしてあげることが大切です。アザラシ革は人の体と同じように、濡れたら乾かしてあげないといけませんし、傷まないようにブラッシングをしてあげなければなりません。細かく優しく、丁寧に行うことがブラッシングのコツです。磨いたり、表面をきれいにしたりすることがブラッシングの役割ではありますが、それによって革自体が傷ついては意味がありません。ご購入時にブラッシングのコツ等をアドバイスすることも可能ですので、不安が残る際はお気軽にご相談ください。 アザラシ革にはクリームやドライヤーの使用はNG アザラシの革をお手入れする際は、クリームを使用してはいけません。アザラシの革にクリームを塗るということは、人間の髪の毛にジェルをつけるのと同じことです。また、ドライヤーを使用するのも控えましょう。少しの使用なら大丈夫ですが、あまりドライヤーをかけ過ぎると毛皮が傷んでしまいます。 鹿革のお手入れ方法 鹿革は、とても水を吸いやすいという特徴があります。そのため鹿革をお手入れする際は、撥水スプレーを使用するようにしましょう。水に濡れてしまったら大切な製品が傷んでしまう原因となってしまうため、ご購入後、撥水スプレーはすぐにかけていただくことを推奨します。 修理にも対応 大切な革製品をできる限り長く使い続けていただくため、当社は修理にも対応しております。革製品は、丁寧にお手入れをしていても、時間が経つにつれ劣化や破損が起こりやすくなります。例えば、ファスナーが壊れたり革の表面が破れたりすることで今まで通り使用できなくなることも十分考えられます。当社は、そのようなトラブル時の修理にも対応しております。 ただし、修理の内容によっては費用がかさみ、買い替えた方が安くなってしまう場合もあります。そこで当社では、修理を承る際には必ずあらかじめ見積もりをお出しするようにしております。見積もりをご確認いただき、納得いただいてから作業を開始しますので、修理をご希望の際はまずはお気軽にご相談ください。 とはいえ、「相談する前にある程度の修理費用の目安を知りたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。そこで、以下の2つのケースについて修理にかかる費用の大まかな目安をご紹介いたします。修理の相談をするかどうか迷われている方は、ぜひ参考にしてください。 ファスナーが壊れた ファスナーが壊れた場合は、低価格での修理が可能なことが多いです。壊れたファスナーを新しいものに付け替える作業が必要ですが、工程も少ないため修理費用はそれほどかかりません。そのため、財布や鞄などのファスナーが壊れた際は、お気軽にご相談ください。また、ファスナーの壊れを放置していると「革の破れ」にも繋がります。大切な革製品へのダメージが大きくなる前に、お早めにご相談ください。 革が破れた 一方、革が破れてしまった場合には一度製品をばらす工程が必要になるため、その分の費用がかさんでしまうことが考えられます。買い替えた方が安くなることもありますので、一度ご相談いただき、見積もりをもとに修理するかどうかの判断をしていただければと思います。例えば、「思い入れの強い製品だから買い替えたくない」という場合や、「こだわって作ったものだから修理してでも使い続けたい」という場合にのみ修理することをおすすめいたします。見積もりにご納得いただけましたら、丹精込めて修理をさせていただきます。 修理の流れ 上記のケース以外でも使用している製品に修理が必要だと感じた場合は、まずは一度ご連絡ください。製品の状態をチェックし、お見積もりいたします。金額に納得していただけましたら、修理開始となります。修理完了後、お客様に製品の確認をしていただき納得していただけましたら、製品の受け渡しとなります。 お手入れ・修理にお困りの際は 革製品のお手入れでお悩みのお客様は、お気軽にご相談ください。牛革、アザラシ革、鹿革のそれぞれで特徴も異なりますし、お手入れ方法も異なります。また、破れてしまった場合は修理が必要になる事もございます。大切な製品を末永く使用できるように、お困りの際は一度当社までお気軽にご相談下さい。 お問い合わせはこちら